お家は快適プロジェクト

猫の完全室内飼育について 
猫のトイレ対策
猫の咬み癖対策
喫煙による動物の煙害について
転落防止対策(階段)
猫の完全室内飼育について
私どもからお譲りするネコは子猫・成猫に関わらず必ず完全室内飼育をお願いしています。
全国的にも同様の傾向にあり、環境省も推奨しています。
主な理由は
・病気の予防…風邪を引いた子や猫エイズ・猫白血病キャリアの子と接触して病気をうつされないようにするため
・ケガの予防…縄張り争いによるケンカに巻き込まれてケガをしないようにするため
・迷子防止…猫や他の動物に追いかけられたり、車などにビックリして遠くへ逃げてしまい家に戻れなくなることを防ぐため
・迷惑防止…糞尿被害や車などの傷つけによりご近所迷惑にならないようにするため
等です。
傷病や迷子、トラブルから猫ちゃんを守ってあげられるのは飼い主さんだけなのです!
脱走防止対策について
リードを付けてお散歩をさせたり、お庭のみであっても外に猫を出すことをお断りしております。
ベランダにつきましても落下による死亡事故や屋根伝いに脱走して行方不明になった例があるため
出すことをご遠慮頂いております。
お外に興味を持たない猫ちゃんもいますが、中には自分で窓や網戸を開けて出て行ってしまう子がいます。
そういった事の無いよう脱走防止対策をお願いしております。   
対策例
その1

突っ張り棒とメッシュパネルを結束バンドで固定し網戸の手前に取り付けます。
直接触れないので猫が網戸を開けることが無く、また網を破られることもありません。
その2


バーベキュー用の網をサッシのロックで留めたものです。
サッシの形状にもよりますが、これは左右の窓の開閉は自由にできます。
100円ショップで購入可能なので手軽に設置することができます。
その3

脱走ではありませんが、入ってほしくない部屋がある場合はこのように出入り口に突っ張り棒を縦にしてメッシュパネルを設置し侵入を防ぐこともできます。
 
猫のトイレ対策 
小さいうちはトイレの失敗があるかもしれません。また、大人になってから失敗するようになる子もいます。
そんな時は以下のような工夫をしてみて下さい。
・数を増やす
・大きさを変える
・置く場所を変える
・明るさを変える(夜中に失敗する場合はトイレが見えにくいのかもしれないので少し明るくすると良いでしょう)
・砂の種類を変える
・屋根付きトイレの屋根を外す(臭いがこもっていたり、広さが十分でないことがあります)
など…
トイレの数を増やす場合、子猫でしたら100円ショップのトレイで代用することができます。
システムトイレの場合も水切りカゴをプラスして簡易的なものを作ることができます。 
1.トレイを用意します 2.ペットシーツを敷きます 3.水切りカゴにシステムトイレ用のチップを入れます
4.セットして完成
猫の咬み癖対策
猫の咬み癖についてのご相談を受けることがあります。
咬む理由は様々で、猫ちゃんがその理由を教えてくれれば良いのですが人間にはなかなか伝わりません。
様々な対応をしながら効果のあるものを実行して頂くと良いと思います。

・朝5分、夜5分、猫がハァハァするくらい本気で走らせて遊ばせる
(人間も疲れます。でもそれくらい遊んであげることで猫の運動を手助けし、ストレスを発散させると良いと思います。)

・ぬいぐるみ等、噛んで良いオモチャを与える
(好きな噛み心地があるかもしれないので、反応が薄ければ材質の違うぬいぐるみを与える。)

・話しかけ
(飼い主さんに話しかけてもらうことで「自分に気持ちが向いている」と思い、心が落ち着く子がいます。飼い主さんの気を引きたい子には効果がありますので、「おはよう」から始まって何でも良いのでたくさん話しかけて下さい。)

・その場から離れる
(遊びながらエスカレートする場合等は遊ぶのを止め、その場から離れると我に返って落ち着きを取り戻すかもしれません。)

・新しい猫を家族に迎える
(猫の家族ができることで、お互いに咬んで咬まれて力加減を覚えます。相性さえ合えば、咬み癖対策としては効果があると思われます。但し、飼い主さんにかまってもらえず寂しい思いをしている子には逆効果になる事も考えられます。)

※上記の対策は私どもボランティアの経験を基にしたものです。すべての猫ちゃんに対して効果があるものではなく、また、動物行動学上間違った内容もあるかもしれませんがご了承ください。
 
 
喫煙による動物の煙害について
人間の受動喫煙について問題になる事がありますが、それは動物にとっても同じことです。
特に完全室内飼育をお願いしている猫にとっての影響はかなり大きいです。

飼い主が喫煙者の場合、発癌率はそうではない場合の約1.6倍に及ぶそうです。
煙だけでなく、化学物質はソファーやカーテン、壁紙などにも蓄積します。
灰皿に吸い殻を入れたままにすると、猫が遊んだり誤飲する可能性があります。

煙害による症状の例として 咳、体重減少、鼻の周囲の腫れやくしゃみ、喘息、気管支炎、副鼻腔癌や肺癌などが挙げられます。
悪性リンパ腫も発症しやすくなります。
毛づくろいの習性からその被毛に蓄積された化学物質を体内摂取することにあると考えられています。

一緒に暮らす動物も家族です。物言わぬ彼らの健康も考慮した上での喫煙をお願い致します。
階段の腰壁からの転落防止対策
階段の腰壁から猫が転落することを心配される飼い主さんがいらっしゃいます。
つっぱり棒とペットフェンスを使ってこのような対策をしてはいかがでしょうか。